TEL 089-964-7787 / 診療時間:午前 9:00–12:30 / 午後 14:00–18:00(木曜午後・土曜午後・日祝 休診)

カテゴリー:脳神経内科 | 公開:2026-10-28 | 監修:池川 眞之

プレガバリンを
飲んでいる方へ

めまい・眠気と運転・急にやめない

プレガバリン(商品名リリカなど)は、神経の障害による痛み(神経障害性疼痛)や、線維筋痛症に伴う痛みに使う飲み薬です。飲み続けるうえで知っておきたい注意を、リリカカプセル・OD錠の添付文書の記載にもとづいてまとめました。

飲み方の基本

神経障害性疼痛では、通常、成人は1日150mgを1日2回に分けて飲み始め、その後1週間以上かけて1日300mgまで少しずつ増やします。年齢や症状に応じて調整し、1日の量は600mgを超えないこととし、いずれも1日2回に分けて飲みます。量は医師が決めますので、処方されたとおりに飲んでください。

カプセルや錠剤は包装のシートから取り出して飲んでください。シートごと飲み込むと、食道を傷つけるおそれがあります。口の中で溶けるOD錠は、舌の上にのせると唾液で溶けるため、水なしでも水と一緒でも飲めます。

添付文書では、神経障害性疼痛に対するこのお薬の治療は、痛みのもとになる病気を治すものではなく、痛みを和らげる治療であるとされています。痛みの原因になっている病気の診断と治療も、あわせて行います。

めまい・眠気と自動車の運転

このお薬で、めまい、眠気、意識がなくなるといった症状が出ることがあり、自動車事故に至った例もあると添付文書に書かれています。そのため、飲んでいる間は、自動車の運転など危険を伴う機械の操作をしないこととされています。

高齢の方では、めまいや眠気、意識がなくなることで転び、骨折などを起こした例があります。ふらつきや転倒にご注意ください。

お酒や、脳の働きを抑えるお薬(中枢神経抑制剤)、一部の痛み止め(オピオイド系の鎮痛薬)と一緒に使うと、考える力や体を動かす力への影響が重なるおそれがあると添付文書に書かれています。ほかに飲んでいるお薬は、診察のときにすべてお伝えください。

自己判断で急にやめない

急にやめると、眠れない、吐き気、頭痛、下痢、不安、汗が多く出るといった症状(離脱症状)が出ることがあります。やめる場合は、様子を見ながら少なくとも1週間以上かけて少しずつ減らすことが添付文書に書かれています。痛みが落ち着いたときも、自己判断で中止しないでください。

むくみと体重の増加

このお薬で体重が増えることがあり、特に量が増えたときや長く飲んでいるときに増えることがあるため、定期的に体重を測ることとされています。むくみも副作用として記載されています。体重が増えてきたときや、むくみが気になるときは、診察のときにお伝えください。

見えにくい、かすんで見える、ものが二重に見えるといった目の症状が出ることもあります。目の見え方の変化に気づいたときも、医師にご相談ください。

腎臓の働きと薬の量

プレガバリンは主に腎臓から尿の中に出ていくお薬で、腎臓の働きが落ちていると血液中の濃度が高くなり、副作用が出やすくなるおそれがあります。そのため、腎臓の働きに応じて量や飲む間隔を調節します。高齢の方は腎臓の働きが落ちていることが多いため、慎重に量を決めます。血液透析を受けている方は、透析の後に追加で飲むことがあります。

すぐに連絡してほしい症状

  • 顔、口、首などが腫れた(血管性浮腫のおそれ)。
  • 力が入らない、だるい、冷や汗、手のふるえ、意識がぼんやりするといった症状が出た(低血糖のおそれ)。
  • 筋肉の痛みや、力が入らない感じがある(横紋筋融解症のおそれ)。
  • せき、息苦しさ、発熱がある(間質性肺炎のおそれ)。

どれもまれな副作用ですが、気づいたときはすぐに医師にご連絡ください。薬を続けるかどうかは医師が判断します。

持病や妊娠・授乳について

重い心不全のある方、血管性浮腫を起こしたことがある方は、診察のときにお伝えください。血圧の薬の一部(アンジオテンシン変換酵素阻害薬など)と一緒に使うと、血管性浮腫が起こりやすくなるおそれがあります。

妊娠している方、妊娠の可能性がある方には、治療の利点が危険を上回ると判断されるときにだけ使います。妊娠を考えている方、妊娠が分かった方は、主治医にご相談ください。添付文書では、このお薬を飲んでいる間は授乳を避けることとされています。

お薬をやめたり、量や飲む時間を変えたりするときは、自己判断ではなく、処方を受けている医師や薬剤師にご相談ください。

Q. 飲んでいる間、車を運転してもよいですか?
A. めまいや眠気、意識がなくなることがあり、自動車事故に至った例もあるため、添付文書では飲んでいる間は自動車の運転など危険を伴う機械の操作をしないこととされています。

Q. 痛みが楽になったので、やめてもよいですか?
A. 急にやめると、眠れない、吐き気、頭痛、下痢、不安、汗が多く出るといった症状が出ることがあります。やめるかどうかと減らし方は医師と相談して決め、やめる場合も少なくとも1週間以上かけて少しずつ減らします。

Q. 飲み始めてから体重が増えました。
A. このお薬で体重が増えることがあると添付文書に書かれており、定期的に体重を測ることとされています。体重の変化は、診察のときにお伝えください。

出典:リリカカプセル25mg/75mg/150mg・OD錠25mg/75mg/150mg 添付文書(2026年10月改訂、PMDA 医療用医薬品情報)。

受診をご検討の方へ

池川内科・神経内科(愛媛県東温市)では、一般内科・脳神経内科・リハビリテーション科を併設しています。毎週木曜・金曜は脳神経内科専門の担当医による外来を行っています。

アクセス・診療時間 | オンラインで予約する

📱 オンライン予約はこちら 24時間受付/全国対応